制度解説6 セクション

補助金の併用ルール完全ガイド

補助金の併用・同時申請は可能?16ヶ月ルールとは?重複受給の判定基準を図解で解説。ものづくり補助金×持続化補助金、IT導入補助金×省力化補助金など、具体的な組み合わせパターンも紹介。

1補助金の併用・重複受給の基本原則

補助金の併用には3つの基本原則があります。

  • 同一事業・同一経費での重複受給は禁止(国の補助金共通ルール)
  • 異なる事業・異なる経費であれば別制度の併用は原則可能
  • 同一制度内での再申請には期間制限がある(16ヶ月ルール等)

つまり、『同じお金で二重に補助を受ける』ことが禁止されているのであって、別々の投資に別々の補助金を活用すること自体は問題ありません。ただし、制度ごとに細かいルールが異なるため、事前確認が必須です。

▼ 自社に最適な補助金の組み合わせをAIが30秒で診断します。5日間無料でお試しください。

※本記事の情報は執筆時点のものです。補助金制度は公募回ごとに要件が変更される場合があります。申請の際は必ず最新の公募要領をご確認ください。

216ヶ月ルールとは — 対象制度と計算方法

16ヶ月ルールとは、同一の補助金制度において、交付決定日から16ヶ月以内に同じ制度の交付決定を受けることができないという制限です。

対象となるキーワード(制度間で共通とみなされるグループ): - ものづくり補助金 ⇔ 省力化投資補助金(生産性向上系として同グループ) - 小規模持続化補助金(単独で16ヶ月制限) - 事業再構築補助金 ⇔ 新事業進出補助金(後継制度として同グループ)

計算例: 2025年10月1日に交付決定 → 2027年2月1日まで同一制度グループに再申請不可

不採択の場合はこの制限は適用されません。あくまで『交付決定』を受けた場合のカウントです。

3具体的な併用パターン — OK と NG の判定

組み合わせ判定理由
ものづくり(設備A)× 持続化(販促費)OK異なる制度・異なる経費
ものづくり(設備A)× IT導入(ソフトB)OK異なる制度・異なる経費
ものづくり × 省力化(同時期)NG16ヶ月ルール対象グループ
IT導入 × 省力化(同一設備)NG同一経費の重複
持続化 × 事業承継OK異なる制度・異なる目的
国の補助金 × 地方自治体補助金要確認自治体側の規定による

※実際の判定は公募要領の記載が最優先です。上記は一般的な考え方です。

4国の補助金と地方自治体補助金の併用

国の補助金と地方自治体(都道府県・市区町村)の補助金は、原則として併用可能です。ただし、以下の点に注意が必要です。

  • 自治体側が『国の補助金との併用不可』と定めている場合がある
  • 補助対象経費の合計が実費を超えてはならない(過剰補助の禁止)
  • 同一経費に対する補助率の合計が100%を超えないようにする

例えば、設備投資1,000万円に対してものづくり補助金(補助率1/2 = 500万円)を受け、さらに都道府県の上乗せ補助(補助率1/4 = 250万円)を受けることで、自己負担を250万円に抑えるパターンがあります。

5併用を成功させるための実務ポイント

  • 経費の明確な区分: どの費用をどの補助金で賄うか、申請前に整理する
  • 事業計画の分離: 併用する場合は事業計画書をそれぞれ別の目的・成果で記述する
  • 証憑管理の分離: 採択後の経費管理で、どの支出がどの補助金に紐づくか帳簿で明確にする
  • 認定支援機関への事前相談: 併用の妥当性について専門家の見解を得る
  • 交付決定のタイミング管理: 16ヶ月ルールに抵触しないよう、申請時期を調整する

補助金GOでは、複数制度の検索・比較が可能なため、併用候補の洗い出しに活用できます。

6よくある質問(FAQ)

Q: 16ヶ月ルールは不採択の場合も適用されますか? A: いいえ、16ヶ月ルールは「交付決定」を受けた場合にのみ適用されます。不採択であれば次回公募にすぐ再申請可能です。

Q: ものづくり補助金と持続化補助金を同時に使えますか? A: はい、異なる事業・異なる経費であれば併用可能です。例えば、製造ラインの設備投資にものづくり補助金、販路開拓用のWebサイト構築に持続化補助金、という組み合わせは検討できます。

Q: 国の補助金と自治体の補助金は併用できますか? A: 原則として併用可能ですが、自治体側が「国の補助金との併用不可」と定めている場合があります。また、補助率の合計が経費の100%を超えないようにする必要があります。自治体の公募要領を必ず確認してください。

Q: 同じ設備で2つの補助金に申請したらどうなりますか? A: 同一経費での重複受給は禁止されているため、一方が対象外になるか、後から返還を求められます。意図的な重複申請は不正受給に該当する可能性もあるため、経費の切り分けを事前に明確にしてください。

参考にした公式情報

制度情報は公募回ごとに更新されます。申請前には必ず最新の公募要領・交付規程をご確認ください。

受給額シミュレーション

クリックするだけで受給可能性と想定金額を即算出

業種 *

従業員数 (任意)

資本金(万円) (任意)

申請書ドラフトを今すぐAIで作成する

成功報酬なしの固定料金。審査基準に沿ったドラフトを最短10分で自動生成し、配点スコアリングで弱点を可視化します。